概要
JEPX( Japan Electric Power Exchange :日本卸電力取引所)とは、
日本で唯一の卸電力取引所
会員登録した事業者(小売電力事業者)は、入札を通して電気の売買が可能
様々な商品が取引されているが、取引比率の最も多い「スポット市場」の価格予測を行う
スポット市場について
- 30分単位で電力の取引が行われる
- 一日当たり48コマの取引がある
- 電力の受け渡し日の前日の10時までに入札が必要

安い時間帯に充電、高い時間帯に放電することで電力コストの低減が可能

どちらが得かを前日の10時までのスポット市場の入札までに決める必要がある。
予測システムの内容について

これらのデータを使用し、過去のデータから予測モデルを構築し、未来の価格を機械学習によって予測する
「人口気温データ」
電気の需要は、人口と気温に依存
(エアコンの使用電力)
気温予報データ
市町村ごとの人口データ
「予測太陽光発電量データ」
太陽光発電の発電量が
価格に大きな影響
日射量予報データ
市区町村ごとの太陽光
発電導入量データ
「最低価格出現予測変数」
春、秋の低需要期に昼間に最低価格
(0.01円)をつけることがある
過去のデータから0.01円の出現傾向を分析し、0.01円の出現を予測するための変数を導出
予測システムの内容について
九工大の予測システムは、地理情報システム(GIS)を利用して、エリア(九州など)の明日の状況を地理的に分析して需要量と供給量を予測したところが新しい発明(エリアをバクっと予測)
これまでの予測システムは、需要量と供給量の詳細を分析して価格を予測。ビル内の需要量予測の発展形のイメージ(全てのイベントを考慮)
九工大の予測システムの着目点
電力需要に大きく影響するのは、
①産業部門⇒1つ1つの需要が大きい
②民生部門(オフィスと家庭)⇒1つ1つは小さいが、束ねると大きな需要になる
イベント等の需要は?
⇒人が集まって電力需要が増えるが、その分、他の場所の需要が減ることになる。
⇒ビルや狭いエリアの需要量や供給量の予測では重要な要素であるが、旧一電のエリア単位でみると誤差程度と割り切った
予測結果について

平均誤差:2.85円

平均誤差:6.61円
既存の予測システムと比較しても高い予測精度で予測を提供可能